その口コミ評判は本当に正しい?人気の薬剤師紹介会社は

薬剤師紹介会社を利用するなら、口コミ評判を見てから選びたいもの。

しかし、ネットに掲載されている口コミ評判はどの業界においても捏造されたものが、ほとんどと言われています。

本記事では、「ネット上の薬剤師紹介会社に対する口コミ評判は信用できるのか」「現役の薬剤師が利用して本当にいいと思った薬剤師紹介会社はどこなのか」これらに迫ってみました。

薬剤師紹介会社に対するネット上の口コミ評判

ねじ曲げられた薬剤師紹介会社の口コミ評判

現在の薬剤師の転職活動は、薬剤師専門の紹介会社に登録し、専任のコンサルタントとともに転職活動を行うことが一般的になってきました。

しかし、全国に数多く存在する薬剤師紹介会社の中から、「いったいどの紹介会社を利用すべきなのか」と非常に悩まされるところと思います。

おそらく転職を希望する薬剤師の方々はインターネットで「薬剤師」「紹介会社」「口コミ」「評判」「ランキング」「比較」などのキーワード打ち込み、どの転職サービスを利用すべきなのか情報収集を行うと思います。

もちろん、これはごく一般的な流れなのですが、インターネット上には、薬剤師の感想とは思えない胡散臭い評判や口コミが大半を占めており、非常に信ぴょう性が低いものばかり。

その理由として、webサイト運営側が口コミ評判を外注ライターに依頼する際に、実際に紹介会社の利用経験のない薬剤師以外のライターに依頼していることなどが考えられます。

(過去に、大手IT企業が運営する健康情報サイトの記事が、知識が足らずの外注ライターが作成していたことが発覚し、サイトを閉鎖するという事件がありました。)

薬剤師以外のライターが作成した口コミ評判が、googleやyahooをはじめとする検索エンジンの上位に表示されてしまっているため、本当の情報の埋没化が起こってしまっているのです。

 

本当の口コミ評判はどこにあるのか

本当に良い情報は、google やyahoo など検索エンジンの上位に上がらずに、ものすごく後ろのページに眠っていることがあります。

もしくは、医療従事者情報サイトである「M3.com」の薬剤師掲示板など薬剤師として登録しなければ見ることのできないところに本当の情報は存在します

そこで、

当編集部では、google やyahoo などの検索エンジンの奥深くに眠っている情報や、薬剤師でなければ見ることのできない掲示板、Facebook の薬剤師コミュニティ、2ch 、twitter などから優良な情報を収集

さらに、実際に薬剤師紹介サービスを利用し、キャリアコンサルタントのサポートを受けたことのある薬剤師の経験談をアナログ的(直接)に収集し、いくつかの評判の良い薬剤師紹介会社をご紹介します。

 

薬剤師の口コミ評判を独自調査
薬剤師転職にすすめる紹介会社はこの5社

当記事ではオススメ度合いをあえてランキング化しておりません

評判の良い薬剤師紹介会社はいずれも素晴らしい会社ですし、あくまで独自調査した結果であるので順位をつけることはできません。

もちろん、紹介会社のコンサルタントと転職希望者は人と人とのつながりなので、良い口コミ評判の多い紹介会社においても、なかにはよくない口コミ評判もあります。

ただ、当編集部内の薬剤師スタッフでの評判が悪かったり、悪い口コミが極端に多い薬剤師紹介会社は当サイトではご紹介していません。

 

ご利用者満足度No.1
マイナビ薬剤師

「マイナビ薬剤師」は就職・転職・進学情報の提供や人材紹介などを主業務とする大手人材広告企業「株式会社マイナビ」が運営しています。

人によっては、新卒の就活の時に「リクナビ」と併わせてエントリー目的で利用した経験があるのではないでしょうか。

実際にマイナビ薬剤師を利用して転職された薬剤師の口コミ評判は、「自分で探してピックアップした求人よりさらに条件のよい求人を多く提供してくれた」「条件交渉を積極的に行ってくれて、思ったより好条件で転職することができた」といったキャリアコンサルタントのスキルの面を評価する声が多く、「電話の対応からもキャリアコンサルタントの丁寧さ、気配りを感じられる」という人柄を賞賛する方もいらっしゃいました。

そんなマイナビ薬剤師の1番のセールスポイントは「会う」姿勢を大切にしていること。

「会う」ことで、転職を希望する薬剤師が仕事に対して何を求めているか、不安に思うことは何かを相手の顔を見て、取りこぼしがないようヒアリングできます。

そのために実際にコンサルタントと会って面談をした薬剤師からの評判が多くなっているのかもしれません。

ちなみに、調剤薬局で勤務する当編集部スタッフもマイナビ薬剤師からの電話問い合わせに対応することがありますが、その対応も大変良好と言っています。

マイナビ薬剤師の圧倒的な認知度とキャリアコンサルタントの日々の一生懸命さが伝わってきます。

マイナビ薬剤師に登録すると、マイナビ薬剤師が保有する多くの公開求人の他に、インターネット上に公開されていない非公開求人をも紹介してもらうことが可能です。

今すぐ転職を考えていなくてもとりあえず登録すべき紹介会社と言えるでしょう。

運営会社:株式会社マイナビ
雇用形態:正社員、パート
公開求人:56,950件(2022年1月20日時点)
対応地域:全国
オフィス:東京(ほか全国14ヶ所)

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

 

日本調剤グループが運営
ファルマスタッフ(株式会社メディカルリソース)


他サイトやブログ内でも取り上げられることの多いファルマスタッフですが、実際に、当編集部スタッフの間でも大変評判の良い紹介会社です。

ァルマスタッフは調剤薬局最大手の日本調剤グループである株式会社メディカルリソースが運営しており、実際に働く薬剤師の考えや気持ちを理解しています(これは当たり前のようですが、非常に重要)。

薬剤師の人材紹介業としての歴史も古く、すでに22年の歴史があります。長年の実績があることから、募集元の薬局からの信頼も厚い。

また、他の人材紹介会社においても言えることですが、ファルマスタッフのコンサルタントは実際に各薬局に訪問して現場を確認しているため、「職場環境」や転職者希望者の最も気になる「人間関係」などの情報も事前に把握しています。

これは薬剤師専任コンサルタントを80人以上も保有する最大手だから成せる技でしょう。

現在、ファルマスタッフのwebサイトは大幅に改修され、求人検索機能は大幅に変わりました。42,000件以上の公開求人が掲載されています(2022年年6月20日現在)。

すでに募集が終わった求人は削除するよう努めており、求人を探しやすくなっています。

しかし、常に薬剤師の募集と転職は日々続いているので、正確な求人状況に関しては、ファルマスタッフのコンサルタントに直接問い合わせてみると良いでしょう。

タイミングによっては、より条件の良い非公開の求人を紹介してもらうことができます。

ファルマスタッフを運営するメディカルリソースは「派遣就業先への派遣中や正社員やパート転職成功後のサポートも手厚い」と薬剤師の中で非常に評判の紹介会社です。

担当のキャリアコンサルタントは定期的に転職者や派遣薬剤師と話す機会を設けて「いま現在困っていること」「今後のキャリプラン」などの相談に乗ってくれます。

なかには、ランチをしながら行っている人もいました。ときどき他社でも同様なサポートがあると聞きますが、何より丁寧なファルマスタッフの良い印象が強いようですね。

運営会社:株式会社メディカルリソース(日本調剤グループ)
雇用形態:正社員、パート、派遣
公開求人:42,085件(2022年6月20日時点)
対応地域:全国
オフィス:東京、埼玉、神奈川、千葉、愛知、大阪、京都、兵庫、広島、北海道、宮城、福岡
ファルマスタッフのサムネイル

 

近年良好な口コミ評判の多い
ファーマキャリア

ァーマキャリアは株式会社エニーキャリアが運営する薬剤師転職サイトです。

上で紹介してきた大手の薬剤師紹介会社とは異なり、会社規模はまだ大きくはなく、保有する公開求人もまだ25,310件(2019年年8月1日現在)と大手他社と比較して少なめ。

この薬剤師紹介会社「ファーマキャリア」のバナー広告を見て誰もがまず思うことは「オーダーメイド求人って何?」だと思います。

ファーマキャリアが大々的にうたうオーダーメード求人とは「転職者の希望する条件を非常に細かくヒアリングをし、転職者の希望に近くなるようにカスタマイズする」というもののようですが、実際に利用した薬剤師にとってはいまいちこのオーダーメイドっていうのはよくわからなかったと言った口コミも見られました。

ただそれを差し置いて何より、全体的に「コンサルタントのクオリティが高い」「向こうから色々提案してくれて、気づかないことも指摘してくれた」といった良好な口コミ評判が多く、在籍するキャリアコンサルタントの能力の高さが伺えます。

ファーマキャリアは高い利益率を確保するためにコンサルタント1人あたりが担当する薬剤師数を多くしたり、広告費ばかり投じて人にお金をかけない薬剤師紹介業界に反発し、コンサルタントの専門性を高く評価し、コンサルタントが主体性を持って転職サポート活動を行う組織作りを目指していると言います。

基本的に大手と違い中小規模の薬剤師紹介会社はコンサルタントのスキルの差が出やすいと言われますが、ファーマキャリアに関してはそのばらつきが小さく、中小のメリットでもある親密なサポートが受けれるのも大きなポイントと言えます。

運営会社:エニーキャリア株式会社
雇用形態:正社員、パート
公開求人:10,348件(2022年1月20日時点)
対応地域:全国
オフィス:東京

 

人材紹介最大手リクルートグループ運営
リクナビ薬剤師

クナビ薬剤師は株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である株式会社リクルートメディカルキャリア社が運営しています。

「リクナビ」と言えば求人広告や人材紹介業界の最大手企業であり、新卒の就活時に「マイナビ」と一緒に利用した経験があるのではないでしょうか。

親会社であるリクルートは一般企業向けの最大手人材紹介企業であることから、薬剤師の評判では、頭のキレる優秀なキャリアコンサルタントが多いなといった声が多い。

登録後の電話の段階からの対応がよく、無駄がなく、提案力も高い、しかも的確

さらに人材紹介会社の先駆けとしての長い歴史と蓄積された転職紹介の経験により、転職希望者の転職スケジュールや自己分析、履歴書の書き方など、好条件での転職を成功させるためのアドバイスがたくさん用意されています。

特に、仕事をしながら転職先を探していた薬剤師の意見で多かったのが、このリクナビ薬剤師のキャリアコンサルタントのスケジュール管理力と提案力です。

このようにリクナビ薬剤師は、普段忙しく、転職活動に時間を割けない在職中の薬剤師の間でとても良い印象の薬剤師紹介会社です。

さらに求人検索サイトのデザインや構成、見やすさなどはどれも洗練されています。また、公開求人件数は50,228件(2019年年8月1日現在)と大手他社と同様に多いのですが、募集企業社名をなるべく公開し、求人情報を頻繁に更新し、募集の終了した企業の掲載は掲載しないように努めています。

そういった細かい気配りが、長く信頼され続ける秘訣なのかもしれませんね。

運営会社:株式会社リクルートメディカルキャリア
雇用形態:正社員、パート
公開求人:16,835件(2022年1月20日時点)
オフィス:東京

 

《この記事でご紹介した薬剤師紹介会社》

公開求人件数 非公開求人 派遣薬剤師 会社規模
マイナビ薬剤師 56,950 あり なし 大手
ファルマスタッフ 42,085 あり あり 大手
ファーマキャリア 10,348 あり なし 大手
リクナビ薬剤師 16,835 あり なし 中小

 

結局、どの紹介会社を登録すべきなのか

転職支援会社の選択

より良い転職を行うために、数社の薬剤師紹介会社をご紹介してまいりましたが、結局、そのうちのどのサービスを利用すべきなのでしょうか。

口コミ評判のみでは危険
薬剤師紹介会社は複数社登録しないと危険

基本的にどの紹介会社のキャリアコンサルタントも必死に転職希望者のより良い転職先を一緒に探してくれます。

確かに、総合して評判の良い転職支援会社は前述した大手の紹介会社ですが、一番重要なのは担当となるキャリアコンサルタントそのものです。(もちろん、転職希望者ご自身もですが。)

これは薬剤師紹介会社を利用したことのある薬剤師全てが口を揃えて言うことです。

最終的には、冒頭でご紹介した紹介会社を参考に、ご自身で選択することになります。初めての場合は1, 2社程度でも良いですし、担当となったキャリアコンサルタントが合わないようでしたら3社、4社と検討しても構いません。

紹介会社のそれぞれのメリットを生かして、最初から多く登録してしまう方もいらっしゃいますが、あまりに登録しすぎると求人の管理で混乱してしまうこともあるようです。

紹介会社を利用した経験のある薬剤師に聞き込みした調査では、はじめは2〜3社程度に登録する方が多いようです。

したがって大手2社+中小1社がベーシックな登録方法と言えます。

転職活動のポイント
・薬剤師紹介会社は複数社登録する
・標準的な登録方法は大手2社(+中小1社)の合計2〜3社登録

 

薬剤師紹介会社側も転職希望者が複数の会社に登録していることは当然のこととして理解しているので、担当となったそれぞれのキャリアコンサルタントと気まずくなることはありません。

むしろ他社より良い条件で入社させてあげるために一層努力してくれることでしょう。

職活動を進めていくにあたり、あなたにマッチした素晴らしいキャリアコンサルタントにもし出会えたのなら、最終的に1社に絞っても良いですし、複数社を同時に利用して転職活動を進めても構いません。

ただし、1つの企業に紹介会社が仲介できるのは1社のみとなります。(よくわからない方は、それぞれ登録している紹介会社にその旨を伝えれば、状況を理解してもらえます。)

 

離島への転職においても複数社登録が必要か

当メディア『離島薬剤師どっとこむ沖縄』は離島に関して詳しいので情報を共有します。

離島の医療機関は本土と比較して著しく少なく、医療機関が1件しかない離島もあれば、多くても数十件ほどしかありません。

したがって、多くの薬剤師紹介会社のキャリアコンサルタントは、島に存在する全ての医療機関に求人の有無を確認してくれます。(これは以前の記事「知らないと本当に損!離島薬剤師に高年収・高時給・高待遇でなる方法」で紹介させていただきました。薬剤師紹介会社を利用するメリットや、紹介会社利用の転職の流れを丁寧に解説しているのでぜひ参考にしてください。)

電話で離島にある全ての医療機関に求人の有無を問い合わせることは、どんな能力のキャリアコンサルタントでも可能です。というより、すぐに終わります。

しかし、求人を行なっている医療機関を把握したところで、そこからの細かい情報の収集力や条件および待遇の交渉力、そして就職内定後の契約書類作成等のフォローなどはキャリアコンサルタントの力量で大きく分かれてきます。

もちろん、大手紹介会社に登録すれば、能力的にもばらつきのない安定したキャリアコンサルタントが担当してくれることが多いのですが、中小規模の紹介会社のキャリアコンサルタントが意外とマッチすることも多い。

実際、当編集部の薬剤師も、最終的に中小規模の薬剤師紹介会社のキャリアコンサルタントにサポートをお願いしたケースもあります。

したがって、離島を対象とした転職活動においても複数の紹介会社を利用した方が、より良い条件や待遇で転職できる可能性が高くなると考えられます。

転職活動のポイント
離島の医療機関を対象とした転職活動においても、紹介会社は複数社登録する。

 

『この求人のお問い合わせ』に知らない薬剤師紹介会社が記載されている場合

こちらは知っているようで知らないプチ情報です。

皆さんが求人検索サイトを利用して求人を探している際、目に止まった求人の募集要項の最後に「この求人の問い合わせ」や「このコンサルタントに問い合わせる」と記載されていると思います。

しかし、そこに記載されている薬剤師紹介会社やコンサルタントをよく知らないことがありませんか?

一般的な流れとして、その「この求人の問い合わせ」に記されている薬剤師紹介会社に応募したくなりますが、実は、そこに記された会社に問い合わせる必要はありません。

皆様の担当となっている一流のキャリアコンサルタントに「こんな求人があるんですけど紹介してもらえますか?」と聞けばいいのです。

その後、キャリアコンサルタントは自社に同様の求人案件がないか、もしくは直接該当していると思われる企業に問い合わせをして求人の有無を確認をしてくれます。

お気に入りのキャリアコンサルタントがいるのであれば、もちろんその方にお願いするのが良いでしょう。

それがもし難しいのであれば、記載されていた紹介会社のキャリアコンサルタントにお願いすればよいのです。

転職活動のポイント

求人サイトの「この求人のお問い合わせ先」に問い合わせなくてもOK!信頼する紹介会社を利用しましょう。

良いキャリアコンサルタントは転職のプロフェッショナルでかつ、皆さんの転職のパートナーとなってくれます。気になったことは、全て相談して最良の転職を成功させてください。

 

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