当記事では、たくさんの転職活動をしてきた離島薬剤師の経験に基づいて、「最も条件が良く(高年収・高時給・高待遇)、成功と言えた転職とその方法」を詳細に解説しています。
一部に採用担当者からの裏情報も含まれていますので、転職活動を開始する前に参考にしていただけたら幸いです。
Contents
離島薬剤師になるにはどのような方法があるのか?
離島薬剤師になるための2つの方法
早速ですが、離島の医療機関(薬局や病院)への転職活動を開始する薬剤師のみなさんは、どのように就職活動を行いますか?
いくつかの方法がありますが、一般的には以下のような2つのパターンに分けられます。
- 医療機関へ直接連絡をして、求人の有無を問い合わせる方法
- 薬剤師紹介サービスに登録し、専任キャリアコンサルタントによるサポート・アドバイスを得る方法
いずれの方法にもメリットとデメリットが存在しますが、近年では、2. の薬剤師紹介サービスのキャリアコンサルタントを介する方法が一般的で、「高年収・高時給・高待遇」で転職できたという成功例も多いです。
薬剤師紹介サービスとは、厚生労働大臣から許可を受けた「有料職業紹介所」のサービスのことです。採用したい企業と働きたい転職希望者(薬剤師)のマッチング(仲介)を行い、両者の雇用契約成立をサポートをします。
引用一部改変:duda
この薬剤師紹介会社の経験豊富なスタッフすなわちキャリアコンサルタントが、転職を検討している薬剤師へ求人の紹介を行ったり、優秀な人材を求める企業や医療機関へ薬剤師の紹介や橋渡しを行います。
一般的な人材紹介業界では、リクルートエージェントやDODA(株式会社パーソナルキャリア)、クイックなどが有名ですが、薬剤師業界では少し変わってきます。
高年収・高時給・高待遇で転職するにあたり、この薬剤師紹介サービスが大変活躍するのですが、
じつは離島における転職に関して、この薬剤師紹介サービスを利用するメリットは非常に大きいです。(もちろん離島だけでなく、一般薬剤師の転職においても利用する価値は大きいです。)
離島への転職活動は効率的に
一昔前の薬剤師の離島への転職では、転職を検討している離島にあるすべての薬局に手当たりしだい電話をし、薬剤師の募集はあるか否かを確認する方がいらっしゃいました。
しかし、この手法は現代社会においてはスマートではありません。
ご自身ですべての薬局に問い合わせをするのは多大な労力を要し、大変非効率。
また、先方の医療機関(病院・薬局)の営業中にいきなり電話をすることにより、電話をかけられた現場の薬剤師やその他職員の業務を妨げてしまいます。
さらに、調剤薬局における採用担当者は募集店舗とは別の地域にいることが多く、店舗に折り返しの電話をお願いしたりと、業務の支障からくるストレスからスタッフに悪い印象をつけかねません。電話で好印象をつけることは非常に難しいのです。
また、薬剤師求人サイトで気になる離島の薬剤師求人はないか検索し、もし気になる求人があったら応募しようと考える方も多いと思いますが、これも大正解とは言えません。
その理由の1つは、薬剤師求人サイトに掲載されている情報はすべてが正しいとは限らないためです。
薬剤師の求人サイトにある情報は古すぎる
現在薬剤師の転職市場は非常に活発化しており、求人サイト上に掲載されている求人は既に募集が終了となっていることが大変多くあります。
ついつい求人広告の更新ができていなかったならまだ良いのですが、既に募集が終了していると知っておきながら、募集条件がよく、人目をひくような求人においては、そのまま求人票を残すことがあります。いわゆる釣り案件です。
特に、大手ではない一部の中小薬剤師紹介会社や薬剤師求人検索サイトでその傾向は強く、募集地域における掲載されている薬局の半分以上が実際には募集を行っていないということが大変多くあります。(数ヶ月前から数年前の求人が当たり前のように残っており、これは驚かざるを得ません。)
さらに、求人サイト内には一つの薬局が複数の求人票になって掲載されていることがあります。給与や待遇その他備考が全く異なることがあるので、個人で検索する際は注意が必要です。
離島薬剤師案件も非公開求人は存在する
2番目の理由としては、非公開求人という求人検索サイト上で掲載されていない求人が隠されている可能性があることです。
非公開にする理由としては、以下の理由が挙げられます。
非公開にするその理由
- 応募者の殺到を避けるため
- 求人枠が狭いため、すでに自社の薬剤師紹介サービスに登録されている人に優先して紹介するため
- 募集する薬局で働いている他の職員に応募情報を漏らしたくない
- 競合他社に自社が保有している案件を知らせたくない
もし、公開されている場合であっても、3. の「募集する薬局で働いている他の職員に応募情報を漏らしたくない」理由により、掲載されている募集年収や時給はやや低めに設定されていることが非常に多いです。
もし、現在勤務している職員がインターネットで自分より高い給料で募集を見てしまったら、当然不満爆発、あわよくば会社をやめかねません。
したがって募集要項に記載されている給料はあくまで参考であり、交渉の余地が十分あるのです。
どのように高年収・高時給・高待遇にする交渉をするか
では、高年収・高時給・高待遇を実現させるためには、どのように給料の交渉すれば良いのでしょう。
そうはいっても、いざ面接となると「お金のことを聞くと、悪い印象を与えないだろうか?」などとマイナスに考え、給料の交渉をできない人が多く見られます。
日本人の性格からしてそう考えるのは当たり前かもしれません。
とりあえず、アクションを起こしてみようとする人も時々いらっしゃいますが、「管理薬剤師を3年やっていました」や「〇〇領域の薬は得意です」などと、誰でも言えるようなありふれた内容は大してアピールポイントにはなりません。
このように大胆な交渉もできないまま、募集案内に掲載されていた金額ベースに年齢や経験を考慮されて、思ったより低い金額で交渉を結ぶことも多くあります。
実は、この期待する年収と実際提示された年収の不一致が入社後もひきずるストレスになり、新たな退職につながるということも少なくありません。結果、勤務した側も会社側も大きな損失となってしまいます。
以上のように「個人」で転職活動を行うにあたり、いくつかの問題点を挙げてきましたが、これらは求人転職サイトの薬剤師紹介サービスのキャリアコンサルタントの介入により解決できる場合がほとんどです。
薬剤師紹介サービスのキャリアコンサルタントはいわば、「薬剤師を医療機関に紹介するエキスパート」です。素晴らしい薬剤師を紹介することで、依頼した薬局からそれ相応の成功報酬をもらっています。
以下に、なぜ離島転職において薬剤師求人・転職サイトの薬剤師紹介サービスを利用すると良いのかをまとめました。
(離島への転職における)
転職支援サービスを利用する5つのメリット
- 離島の全ての薬局に求人の有無を問い合わせをしてくれる
- どんな薬局で働きたいのか 希望通りの薬局を紹介してくれる
- 気になっていること全てを解決してくれる
- 給料アップの交渉をしてくれる
- 正社員の募集を派遣に変更できる場合がある
1. 離島の全ての薬局に薬剤師求人の有無を問い合わせをしてくれる
これは離島の薬局に限定されます。
転職支援会社にもよりますが、熱心なキャリアコンサルタントは求職者が検討している離島に存在するすべての医療機関に連絡を取り、「いま現在求人はないか」もしくは「今後近くに求人する予定はあるか」等の直近の情報を聞き出してくれます。
ある程度のチェーン薬局以上になると採用担当者が別の地域にいることがほとんどですが、その場合にもキャリアコンサルタントは求人の問い合わせをしてくれます。
その際、求職者の氏名などの情報は伏せた状態で各医療機関に問い合わせをしてくれるので、その島の店舗に自分の名前が知られることはありません。
個人で問い合わせをすると、電話の対応次第で、それらの店舗に悪い印象をつけかねません。
2. どんな薬局で働きたいのか 希望通りの薬局を紹介してくれる
キャリアコンサルタントはあなたのキャリアプランやライフスタイルから、あなたに合った職場を紹介できるよう一緒に考えてくれます。
数多くある離島の薬局でどのような薬剤師として働きたいのか。
- 地域コミュニティに密着して島の人の役に立ちたい
- さまざまな診療科の処方箋を応需して、常に向上心をもって働きたい
- 単科処方箋を応需して、その診療科を専門的に学びたい
- 休日が多く、できるだけのんびりと働きたい
- 忙しくてもいいので、とりあえず高い給料が欲しい
キャリアコンサルタントは面接官ではありませんので、どのようなキャリアプランをもって働きたいのか本音を伝えることで、あなたに合う薬局を紹介してもらえることでしょう。
無理に薬剤師のお手本のようなやる気を見せる必要は全くありません。
働き方は十人十色なので、のんびり働きたいなんてことも包み隠さず、正直にキャリアコンサルタントに伝えるようにしましょう。
3. 気になっていること全てを解決してくれる
求人の有無だけではなく、求職者が気になっていることを全てを離島の薬局に問い合わせて聞き出してくれます。
例えば、
- 現地での面接は可能か
- 住宅手当はあるのか
- どんな疾患もしくはどんな性格の患者が多いのか
- 離島の治安はどうか
- 飲み会などの社員同士のコミュニティはあるのか
- 英語力を発揮したいが、外国人患者は多いか
特に給与や待遇、残業時間などお金に関する内容は聞きたくてもなかなか聞きづらいところだと思います。
しかし、転職支援会社のキャリアコンサルタントは求職者の名前を伏せた状態※で医療機関からあなたの気になっていることすべてを聞き出してくれます。(※転職支援会社によりますので自身で担当のコンサルタントにご確認ください)
4. 給料アップの交渉をしてくれる
高年収・高時給・高待遇で転職するために、最もあなたの力となってくれるところです。
何ヶ月も前から募集しているがなかなか人が集まらない離島の薬局や、急な欠員が出てどうしても人材を確保したい薬局などは、電話の問い合わせをしている段階でも求人サイトで募集している額面よりさらに給料の上乗せを行ってくる場合があります。
すなわち、薬剤師求人サイト上での額面はあくまで参考であり、あなたのこれまでの経験や前職での年収、先方の求人意欲により、給与は変動します。
給料交渉の時、
- その地域の給料相場がわからない
- お金や待遇のことを聞いたら、相手に悪いイメージを与えそうで、なかなか聞きづらい。
そんな経験過去にありませんでしたか?
転職支援会社のキャリアコンサルタントはいわば年収アップ交渉のプロフェッショナルです。
個人では非常に難しい給料待遇の交渉もキャリアコンサルタントはあなたの魅力を最大限に引き出して、巧みな言葉であなたの給料アップを実現してくれるでしょう。
5. 『正社員』の募集を『派遣』に変更できる場合がある
求職者が派遣での雇用形態を希望しているが、実際求人を出している薬局は「正社員」や「パート」としての募集している場合があります。
しかし、キャリアコンサルタントの交渉により「派遣」の雇用形態に変更してくれることがまれにあります。この交渉は実は少し難しい交渉ではありますが、キャリアコンサルタントの尽力により成功する事例もあります。
なかには派遣薬剤師を一度も雇用したことのない薬局や、さまざまな理由により派遣薬剤師を絶対拒絶している薬局もありますが、交渉の余地は十分にあるでしょう。
以上のように、キャリアコンサルタントは自分自身での応募では解決できない様々なことを実現させ、さらに高年収・高時給・高待遇で転職できるよう一緒に努力してくれます。
転職支援サービスのキャリアコンサルタントを利用して、あなたの希望にもっとも近い転職を成功させましょう。
薬剤師キャリアコンサルタントを利用した転職の流れ
転職支援会社のキャリアコンサルタントを利用した転職の流れを詳細に解説します。
STEP1. まずは各サイトに『登録』しましょう
まずは信頼できそうな転職支援サービスのサイト上の『お申し込みフォーム』にて、ご転職の際の希望条件などの情報を記入します。どの転職支援サービスでも登録は1〜3分程で完了します。
ご登録後、各営業所もしくはキャリアコンサルタントから電話での連絡がきます(1時間以内にかかってくることが多いです)。もし電話が取れなくても、リダイアルすると担当者が通話料金を考慮して再度かけ直してくれます。サービスはもちろんすべて無料です。
電話では、お申し込みフォーム上の再確認や、フォーム上に記入しきれなかった簡単な内容(職歴や、最終学歴、希望年収など)の確認をします。
後日キャリアコンサルタントと面談する際に幾つかの離島求人を紹介するための情報をコンサルタントは入手します。
※ 離島の場合は薬局自体の数が少ないので、このステップで島のすべての薬局に求人の有無を問い合わせてもらえる場合もあります。
STEP 2. 担当のキャリアコンサルタントと『面談』をします
薬剤師専門のコンサルタントが、これまでの経験や希望をじっくりお伺いし、本音や不安な点などあなたに最適な転職を共に検討します。
所要時間は60~90分程度ですが、特に制限時間などはないので、気になっていることはすべて確認しましょう。
コンサルタントとの面談自体は薬局との面接ではないのでかしこまる必要はありません。服装は私服の場合がほとんど。面談場所も営業所や求職者の最寄りのカフェ(スターバックスやドトールコーヒーなど)であったりと終始和やかなムードで行われます。
薬剤師業界や離島の地域状況を把握した専任の担当者が、個別面談からその後の転職活動まで、求職者のパートナーとしてお手伝いします。暮らしたこともない離島への転職活動に悩みはつきものです。
お一人で考え込んでしまうのではなく、気軽に質問すると良いでしょう。
※ 離島の薬局を管轄する転職サービスの営業所が、求職者の住む地域から遠方である場合、面談を電話やメールにて行われることもあります。
STEP 3. 求人の紹介
担当のコンサルタントが面談で伺った内容をもとに、会社にストックされている求人(非公開求人も含む)の中からあなたにマッチする求人をピックアップしてくれます。
転職を検討している離島が小規模である場合は、離島にあるのすべての医療機関に「現時点での求人の有無」もしくは「今後求人を出す予定よていはあるか」などの情報を問い合わせてくれます。
その際、キャリアコンサルタントはあなたの個人名を出さずに問い合わせをしてくれますので、安心して転職活動を行うことができます。
さらに、このステップでもコンサルタントはあなたの経験や活躍、前職での年収などを元に給料アップの交渉を同時にしてくれることが多いので、大変頼りになります。
もしこの時点で、希望する離島に目ぼしい求人がない場合、類似した条件の求人を紹介してくれたり、後日魅力的な求人が出てきた場合、すぐにあなたにメールや電話にて連絡をしてくれます。
さらに、求職者が派遣での雇用形態を希望しているが、実際求人を出している薬局は「正社員」を募集している場合があります。
しかし、コンサルタントの交渉により「派遣」の雇用形態に変更してくれることがあります。この交渉は実は少し難しい交渉ではありますが、コンサルタントの尽力により成功する事例もあります。
STEP 4. 募集企業への『応募』そして『面接日の調整』
気になる案件がありましたら、早速応募します。1つの医療機関に絞って応募するのも、離島にある複数の薬局へ応募するのも良いでしょう。
実際に面接してみて、「薬局の雰囲気が思っていたものと違った・・・」なんてことも大いにありますので、複数の気になる薬局をピックアップして応募することをお勧めします。
応募したい旨をコンサルタントに伝えると、履歴書および職務経歴書の作成依頼がきますので、作成の上、コンサルタントに提出します。
最近は各転職支援サービスに、履歴書および職務経歴書のフォーマットを用意している場合があります。簡単に提出したい場合は、そのフォーマットに記入し、メールで送信すれば完了となります。
作成した履歴書および職務経歴書は担当のキャリアコンサルタントが添削、校正を行いますが、こちらはキャリアコンサルタントのスキルに差が生じます。したがって、依頼する転職支援会社は慎重に選らぶ必要があります。
あとは、キャリアコンサルタントが応募者のスケジュールをもとに、薬局との面接日程を調整してくれますので、ご自身で準備することは特にありません。
応募した薬局との面接は離島の現地で行われることもありますし、求職者が現時点で住んでいるエリアで行われることもあります。
基本的に店舗を見学しなければ、自身が勤務しているイメージもつきにくいので、現地で面接することが多いです。
交通費は支給されますが、就職されない場合は支給されない場合もあるので担当コンサルタントに確認すると良いでしょう。
STEP 5. 薬局との『面接』そして『条件の交渉』
面接日当日は、特に服装の指示がなければ、社会人として、リクルートスタイルで向かいましょう。
と言っても、大手チェーン薬局でない限り、離島の小さな薬局の採用担当者はカジュアルなスタイルで待っていると思います。
面接はご自身単独で受けることもできますが、転職キャリア同行のもと一緒に受けることもできます。コンサルタントが列席することで、ご自身では聞きづらい、年収や待遇、有給面などに関してうまく聞き出し、そして良い条件となるよう交渉してくれます。
面接中は、なごやかなムードである場合がほとんどですので、リラックスして面接に挑みます。離島における薬局面接においては、「志望動機」というより、「この地域で働きたいと思った理由」はほぼ質問されます。
薬剤師らしいカッコいいことを言っても良いですが、ただ単に「海が好き」「スキューバダイビングが好きだから」「以前旅行でこの地を訪れた時に、ここで暮らしてみたいと思った」などと正直に言っても問題ありません。
なぜなら、薬局側もそれをアピールポイントとして人を集めていることが多いためです。(薬局にもよりますので、詳しくは担当のキャリアコンサルタントに確認しましょう。)
また、新卒の就職活動で経験された方も多いかと思いますが、面接終了後に薬局の採用担当(社長の場合も多い)から昼食もしくは夕食に誘われることがあります。
なかなか薬剤師が集まらない薬局は他の薬局に人材を取られまいと必死なのです。
この会食は採用とは特に関係ないので、参加しても、断っても問題ないのですが、会社役員と仲良くなれる大きなチャンスなので、もし誘われた場合は参加することをお勧めします。ただし、粗相だけは気をつけて下さい。
STEP 6. 内定から入社まで
面接が終了し、採用する条件などの調整がまとまり次第、内定となります。
正社員や派遣など雇用形態に限らず、採用条件をまとめた書類を転職先と取り交わすことにより、勤務を開始してからの条件相違のトラブルを未然に防ぐことができます。また、コンサルタントは入社日の調整してくれたり、離島へのお引越しのフォローなどもしてくれます。
さらに、転職後でも担当コンサルタントはあなたの相談に乗ってくれます。
例えば、万が一「実際に働いてみたら面接の時と全然ちがう」「職場環境でとても困っている」など転職後に困ったことがあったとしても、担当したキャリアコンサルタントはしっかりあなたのサポートをしてくれます。
以上、優良な転職支援会社の人材紹介サービスの一連の流れです。担当のキャリアコンサルタントによっても、どこまで対応してくれるかなど異なりますので、信頼できる転職支援会社を選び、満足の行く転職をしましょう。
担当キャリアコンサルタントとうまくいかない場合
あまり聞かないことですが、もし担当となったキャリアコンサルタントとそりが合わなかったり、連絡のレスポンスが遅い、期待したサービスが受けれていないときはどうすべきでしょうか。
そのような時は、ためらわずに転職支援サービスに担当のキャリアコンサルタントの変更を申し出ましょう。
転職活動は自身の人生や今後のキャリアがかかっているので、遠慮する必要は全くありません。
しかし、人によっては、「チェンジだなんてとても言いづらい。」と思うかもしれません。
そのような方は、他の転職支援サービスに乗り換えるのも一つの手です。
こっそり乗り換えるのでも良いですし、堂々と他の転職支援サービスにも登録している旨を伝えても問題ありません。
求職する多くの薬剤師は複数の転職支援会社に登録していることがほとんどで、転職支援会社側もそのことを理解した上で、他社より良い求人を紹介しようと頑張っています。
「あの転職支援会社は辞めた方が良いよ・・・」などというキャリアコンサルタントはそもそも信頼できません。
高年収・高時給・高待遇での転職を成功させるためにも、信頼出来る自分だけのキャリアコンサルタントを見つけましょう。
転職支援サービスを利用するにあたり注意すべきこと
最後になりますが、「転職支援サービスはどんな薬剤師でも紹介してくれる」と思っている人がごく稀にいらっしゃいますが、それは誤った考えです。
転職支援サービスは、すべての薬剤師を企業や医療機関に紹介してくれるわけではありません。
「薬剤師だから、かんたんに就職できるぜ!」
「給料もっと上げられない、しっかりしてくれない?」
といったように、天狗のような態度を示し、社会人としての常識がなかったり、上から物を言うような人にはそもそもキャリアコンサルタントは紹介したくはありません。
このような薬剤師を紹介された企業や医療機関が「次回からこの人材紹介サービス会社に依頼するのはやめよう。」という事態になりかねません。
すなわち、就職意欲があり(現在なくても今後検討していればOK)、最低限の社会人的素質が備わった人材、すなわち「医療機関や企業に紹介したい人材」しか基本的に紹介しません。
あくまで、キャリアコンサルタントは「あなたの魅力を最大限に引き出し、素晴らしい医療機関に売り込むパートナー」であることを認識して就職活動を行いましょう。
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